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過敏性腸症候群

「通勤途中で何度もトイレに駆け込む、便秘でしばしばお腹が痛む」といった状態であれば、過敏性腸症候群(IBS)が疑われます。腸に何も異常がないのに、腹痛を伴った便秘や下痢が続きます。神経質な人、生真面目な人など、ストレスを受けやすい性格に発症しやすい「心身症の一種」で、女性では社会人になりたてや結婚したての年代である20歳代と、更年期でホルモンバランスの崩れる50歳代に多く、男性では中間管理職年代にあたる30~40歳代に多くみられます。
過敏性腸症候群の症状の特徴は
①腹痛を覚える・・・主に左のわき腹から下腹にかけての部分が痛みますが、排便したり、おならをしたりすると、痛みは消えてしまいます。
②便通異常を来たす。・・・「便秘が続き、出ても小指の先ほどのころころした硬い便しかでない(便秘型)」、「水やお粥のようなゆるい便が頻繁に出る(下痢型)」、「便秘と下痢が交互にあらられる(交互型)」といった三つのタイプの便通の異常が起こります。
③症状が長期にわたる・・・腹痛や便通異常が毎日のように続き、いったん症状が治まっても、またすぐにぶり返すということを繰り返します。
④栄養に問題がない・・・おなかの異常が続いているにもかかわらず、食欲が落ちたり体重が減るということがなく、外見はまったく健康そうに見えます。
⑤腹部膨満感、腹鳴、残便感、おならに悩まされる。・・・常にお腹が張っているように感じたり、おなかがゴロゴロとなったり、おならが頻繁に出るといった症状を伴うことがあります。また、下痢がひどい人では、排便した後にまだ便が残ってるような感じがして、トイレに行くと粘液だけが出るといった症状も見られることがあります。
過敏性腸症候群の症状
過敏性腸症候群と漢方
漢方では、便秘型または便秘下痢交替型または下痢型、粘液排出型に分け、それぞれの証に合わせて漢方を決定します。