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摂食障害(拒食症・過食症)

摂食障害は食事を受けつけない「拒食」や際限なく食べ続ける「過食」などの食行動の異常が生じる状態をいいます。 患者さんは10~20歳代の女性が多くみられます。

<拒食症(神経性食欲不振症、神経性無食欲症)>

極端に食事をとらなくなります。特に、炭水化物や脂肪は太ると思いこんで主食を取らなくなったり、 肉食や油ものなどのエネルギー量が多い副食をとらなくなります。拒食症になると次第に空腹感もなくなり 食べなくても平気でいられるようになります。 外面的には活発で明るい場合が多く、見ただけでは病気とは考え難い場合もあります。

<過食症(神経性過食症)>

異常に食欲が亢進して普通では考えられないほど大量に食べるようになり、何をどれくらい食べてよいのか コントロールできなくなります。多くは拒食症がしばらく続いた後に起ります。 拒食症と違い、自分が異常だと自覚して治療を求める場合もあります。 過食直後の強烈な自己嫌悪感に駆られてしまう場合もあります。 しかも、過食症だからといって必ずしも体重が増加していく訳ではないため、見た目からその病状を判断することも難しいです。

摂食障害はどちらかの症状だけではなく、拒食と過食を繰り返すことが多くみられます摂食障害の60~70% の患者さんが拒食と過食を繰り返すタイプです。

摂食障害症状の特徴は 病気に対する認識があまりなく、やせているのに本人は認めようとしない。 嘔吐や下剤の乱用、食べたものは吐き出さないと太ると考えて意識して吐いたり下剤で出そうとします。

料理や食事への関心があり、自分では食べないのに、料理に関心が高く料理を作り食べるように強要したりします。 拒食症の人はやせている状態が本人にとって気分がよい場合に活動性が高まります。 過食症では本人は苦しい思いをして、精神的に不安定になりイライラなどに悩み活動性が落ちます 。

体への影響は 精神面だけでなく、拒食症の場合は体重が極端に減少します。 そのため月経が止まることが多くあります。
過食症のみが見られる場合、多くは月経不順になり、そのほかに胃腸の働きが弱まり、便秘症状が見られます。 嘔吐する場合は口腔衛生の問題や食べたものを吐くので胃酸が逆流し、歯のエナメル質が傷められたり、 吐くときに口に手を入れるため、手に吐きダコができる人もいます。 食行動の乱れから、唾液腺が腫れる人も多く栄養失調のためにむくみや低血糖になる人もいます。

摂食障害(拒食症・過食症)の症状

摂食障害(拒食症・過食症)と漢方

漢方では、その病位は肝・心・脾の臓に位置し、長期に及べば腎にいたります。

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