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心臓神経症

動悸や息切れ、呼吸困難、胸痛、めまい、失神発作などを訴え、いかにも心臓に病気があるかのようにいいますが、心臓にはなんら異常は見つからない。心臓神経症の症状は狭心症などの心臓病の症状と似ていて、おおかたの人が、「自分は狭心症、あるいは心臓に疾患があるのではないか」と誤解してしまいます。しかしよく注意してみると、似ているものの、やはりいくつかの相違点があります。


心臓神経症の症状

第一に、動悸や息切れ、不整脈などの症状が起きると極度な不安感に襲われ、そして不安感から抑うつ状態に陥るということです。いつも不安感にさいなまれ、それによって症状をさらに悪化させてしまいます。


第二に、一人で静かにしているときは動悸や息切れ、不整脈などが起こることです。一方、労作性狭心症の場合は行動を起こしたときに症状が現れますし、安静時狭心症の場合は睡眠中、特に明け方に症状があらわれます。


第三に、たいがい胸痛を訴えるのですが、痛む個所が左胸でしかも非常に限定された狭い範囲の痛みなのです。胸全体が締め付けられるとか、背中全体が痛むとか、痛む個所が広範囲な狭心症とはだいぶ違います。


第四に、胸が痛むといっても狭心症のように、締め付けられるとか圧迫されるような痛みではなく、チクチクとかズキズキとかいう痛みです。あるいは、押すと痛いといった痛みです。


第五に、狭心症のように5分から長くて10分間ぐらいの痛みとか、心筋梗塞のように激痛が走り、30分間以上それが持続し、たいがい気を失うような痛みとは違って、一日中持続するような痛みか、反対に数秒間で消えてしまうような痛みだということです。



第六に、めまいや失神などの症状はそれ単独では起こらずに、必ず、激しい動悸や息ぎれが伴っていることです。

心臓神経症の症状

心臓神経症と漢方

漢方では、柴胡剤がよく使用されます。それと共に、重鎮安神薬の龍骨・牡蠣・真珠末を併用します。

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