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動脈硬化症

動脈硬化とは、動脈の内・中膜に脂肪などが溜まることによって血管の内腔が狭くなり、血液の流れが悪くなった状態です。脂肪の中でも最も血管内に溜まりやすいのは、コレステロール(特にLDLコレステロール)です。動脈硬化を放置しておくと、自覚症状のないまま進み、突然、次のような病気を引き起こします。


虚血性心疾患・・・心臓の筋肉に酸素や栄養をはこぶ冠状動脈に動脈硬化が起こると、心筋に十分血液が届かなくなって血液不足の状態になり、狭心症、心筋梗塞が起こります。

脳血管障害・・・脳の血管が詰まると、その先の脳細胞が壊死を起こす「脳梗塞」となり、やはり命にかかわることがあります。また、命には別状なくても「手足の麻痺」や「言語障害」などの後遺症を伴うことが多く見られます。

閉塞性動脈硬化・・・主に、足の血管に動脈硬化が起き、血流が悪くなって、下半身に障害が現われます。初めのうちは「足がしびれたり、冷たくなる」などの症状が起こり、さらに進行すると、「歩くと足が痛み、しばらく休むと痛みがとれる」といった「間欠性跛行」と呼ばれる症状が現われるようになります。

動脈硬化の代表的な危険因子は、従来は「喫煙」「高血圧」「高脂血症」の三つがあげられていましたが、しかし最近になって「インスリンの作用低下」とこれを補うために起こる「高インスリン血症」が関係しているといわれるようになりました。インスリンの作用が低下すると、血糖値をコントロールできなくなるため、高血糖になります。さらに、過剰に分泌されたインスリンは肝臓での脂肪の合成を高めたり、食欲中枢を刺激するため、結果として高脂血症や肥満を招きます。

動脈硬化症の症状

動脈硬化症と漢方

漢方では、動脈硬化による血栓形成を瘀血の病態と考え駆瘀血剤を配合したり、また、食毒と考え臓毒体質剤を使用します。生薬の中には、単独でコレステロールを下げるものもあります。

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