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不安神経症(不安障害)

不安神経症(不安障害)は、神経症の中でも一番多いタイプです。いわゆる「不安」は、私たちはだれでも、日常よく感じることがあるものです。しかし、私たちがふだん感じている不安は、ある程度我慢できますし、試験や健康、経済的な問題などで、はっきりつした理由や対象があります。そして、こうした理由や対象がいったん去ってしまえば、気にならなくなります。ところが、不安神経症という病気で生じる不安は、理由や対象がはっきりとせず、我慢することができません。また、その不安は言葉ではなかなか表現しにくく、他人に理解してもらえません。そして、このような漠然とした不安は、かなり長く続きます。また、同時にこの不安感がまた起きるのではないかという心配も長く続きます。どこまでが、正常な範囲内の不安で、どこまでが、不安神経症の不安なのか、はっきりした境目があるわけではありません。しかし、多くは、長く続く強い不安感のために、日常生活や仕事、社会的な活動などに支障が出てきた場合を不安神経症として扱います。

不安神経症は、生活と無関係ではありません。例えば、不安神経症を持つ人には、「几帳面、心配性、神経質、完璧主義、自分に自身がない」といった人が多く見られます。しかし、だからといって、こういった性格の人がなりやすいと一律に言い切ることはできません

さまざまな不安神経症

パニック障害・・・突然、非常に強い不安感や恐怖感に襲われます。それに伴って体のほうも反応し、心臓がどきどきしたり、息が苦しくなって、胸が詰まりそうになります。そのほか、冷や汗をかいたり、ふるえが出たりして、自分は死ぬのではないかと思うほどの強い恐怖感に襲われます。このような急性の発作をパニック発作といいますが、パニック障害ではこれが繰り返し起こります。一度この発作を経験すると、また同じことが起こるのではないかと不安になり、自分で自分に暗示をかけたような状態になり、よけいに次の発作が起こりやすくなります。

広場恐怖症・・・人の多いところに行くと、非常に緊張して、強い不安感に襲われることをいいます。その他、電車や車の中などで閉じ込められるような不安や恐怖を感じる閉所恐怖症も、やはり逃げるのが困難な場所に対する恐怖です。

社会恐怖症・・・人前で話したり、行動することに強い苦手意識を感じることをいいます。

強迫性障害・・・自分でも不合理だとわかっているのに、不必要な考えや行動にとらわれる障害です。「強迫観念」や「強迫行為」が現れるのが特徴です。

心的外傷後ストレス障害・・・日本では、阪神大震災の後、よく知られるようになった障害です。

不安神経症(不安障害)の症状

不安神経症(不安障害)と漢方

漢方では、不安神経症に対して、心脾両虚の場合、気血双補・養心安神の漢方薬を使用します。心腎不交の場合は、安神・交通心腎の漢方薬を使用します。

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