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ブドウ膜炎

脈絡膜、毛様体、そして虹彩の三部をひとまとめにして、ぶどう膜といいます。この部分は、色素を多く含み、強膜の内側で眼球をおおい、瞳孔(ひとみ)以外から外部の光が侵入するのを防いでいます。この部位で炎症を起こしたものがぶどう膜炎と呼ばれています。原因は分からない場合が多いのですが、細菌、ウイルス、真菌などが考えられます。最近では自己免疫によると思われるぶどう膜炎が増加しています。

自覚症状としては、光をまぶしく感じる。眼前にごみのようなものがちらちらする、物がゆがんで見えたり、大きく、あるい小さく見えるなどがあり、時には眼痛や視力障害が起こる場合もあります。原因不明のぶどう膜炎には、一般的にはステロイド剤や消炎剤などを局所と全身的に使います。虹彩、毛様体にも炎症があるときは、局所的にひとみを開いて虹彩が周囲と癒着するのを防いだり、ステロイド点眼液により炎症をおさえます。ぶどう膜炎の経過はいろいろですが、将来、白内障や緑内障などの合併症を引き起こすことも多く、また、リウマチなどの全身症状に伴うこともあります。

<ベーチェット病>

ベーチェット病は、ぶどう膜炎の一種ですが、治療の効果が現われにくく、最終的には失明する率が高い難病とされているものです。20~40歳くらいの男性が多くかかります。原因は不明で、ウイルス説アレルギー説、自己免疫説が考えられています。

ブドウ膜炎の症状

ブドウ膜炎と漢方

臓腑経絡学説に基づき、眼の各部と関係の深い経絡や五臓との関連をまとめた五論弁証と眼科六経弁証によるとブドウ膜を構成する虹彩は肝に、脈絡膜は、腎に関連するといわれています。また、眼に関わる経絡から、虹彩は、少陽眼病として、脈絡膜、網膜は太陰・少陰・厥陰眼病として区分されています。

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