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フリクテン結膜炎

角膜の近くの白く見える結膜に小さい水庖ができ、その周囲が充血する病気です。
軽い場合には、コロついて涙がでる程度ですが、強い場合にはチクチクした痛みも出てきます。

この病気の原因はアレルギーで、眼にじんま疹ができたようなものです。

アレルギーの原因としてはぶどう球菌の感染が多いといわれますが、色々な検査を行っても大抵の場合アレルギーの原因は分かりません。治療は、アレルギーを抑える副腎皮質ホルモンの点眼薬でおこないます。

眼やにが出ている場合には、抗生物質の点眼も併用します。この病気は、じんま疹と同じような原因によりますから、何度も再発を繰り返すことがあります。このような場合には、病気が出現した時だけ薬を使用し、病気が出てない時には点眼薬を中止するようにして下さい。

フリクテン結膜炎の症状

フリクテン結膜炎と漢方

中医学においては、「五臓の中に蓄えられている精気は、全て経絡を伝って目に注ぎ・・」とあり、眼の状態が五臓の精気の有無に深く関係しているとして、五臓の状態を整える漢方薬を処方します。

心:[心火亢進]心火が亢進して、経絡に沿って上炎する(心火上炎)と、目が充血するなどの症状が現れます。改善方法は涼心、清熱です。

肝:心は全身の血液を統制管理していますが、肝は血を貯蔵する役割を持っています。肝と連係している目は、最も肝血の滋養を必要とします。漢方薬での眼の症状改善においては、肝の臓血機能を回復させることに力点がおかれます。

[肝血不足]肝血が虚すると目窮に滋養を提供することができません。まず補血剤を配合します。

[肝鬱化火]肝の疏泄機能が失調して肝気の鬱血が続くと眼が病むと 言われます。清肝明目の生薬を併用します。

脾:[脾気不足]脾が衰え、目の滋養物が不足すると、眼病の原因となりますので、補気薬を投与します。

肺:肺は脾から送られてくる精気を外皮に散布しています。肺に問題があれば、眼が充血したり、結膜炎を発症したりします。漢方処方に あたっては、外邪を追い払う処方を加えます。

腎:精を蔵する腎は、最も基本的な臓器とみて、中医学においては眼科疾患にも腎性を補う処方に、明目作用のある生薬を加えた方剤をよく使用します。

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