
帯状疱疹 |
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「水ぼうそう」と「帯状疱疹」はともに、皮膚にできる病気で、どちらも同じ、「水痘・帯状疱疹ウイルス」に感染することによって起こります。帯状疱疹は神経に沿って帯状に無数の水疱ができるところから、その名がつけられています。水痘は、子どもがよくかかる病気の一つですが、なかには、ウイルスに感染しても、症状がでないケースがあります。水痘・帯状疱疹ウイルスは、水痘が治った後も、神経が集まって束になっている神経節に長い間潜み、過労などで体力の低下した時に、ウイルスが再び勢いを盛り返して増殖し、神経を伝って皮膚表面に出てきて、帯状疱疹を起こします。 帯状疱疹は、よく「ヘルペス」と呼ばれます。ヘルペスとは疱疹という意味で、ウイルスによって皮膚に水疱がむらがってできる病気の総称です。帯状疱疹はヘルペスの一つです。ヘルペスにはほかに「単純ヘルペスウイルス」よって起こる「口唇ヘルペス」「性器ヘルペス」「ヘルペス性口内炎」などがあります。 帯状疱疹は、2〜3日皮膚にピリピリと刺すような痛みや熱感を感じ、やがて赤く腫れて、小さな水泡がたくさん出てきます。水泡は数日で破れ、じくじくしてただれた後、乾いてかさぶたになります。この状態を「瘢痕治癒」といいます。かさぶたは、発症してから一か月ほどで自然に脱落します。 ウイルスは神経に沿って体の表面に出てきますので、帯状疱疹は体のどこにでもできますが、なかでも、胸部脊髄神経に由来した肋間神経のある胸部にできることが多く、三叉神経のある顔面、腰部脊髄神経の関係した手足にもよくできます。 皮膚症状が現れる一週間ほど前から、「ピリピリした痛み」や「違和感」などの知覚症状が起こります。この痛みは、発疹が現れると共に強くなり、発疹が治まると、ほぼ同時に治まります。 ●帯状疱疹のウイルスは、神経に損傷を与えます。そのため、帯状疱疹後神経痛は、神経の老化が始まる50歳以降の人で起こる危険性が高まります。また、糖尿病の人の場合は、すでに糖尿病によって血管や神経に損傷を受けているため、重症の帯状疱疹後神経痛になりやすいといえます。 ★漢方では、初期症状には消炎利水作用、浸出性炎症を治す、痲黄、石膏、白朮などを使用すると共に駆於血薬を併用します。神経痛様疼痛が残る時は、局所麻酔作用や鎮痛作用のある細辛や辛温解表薬で体表部の痛みをとります。また、体力の低下には、補気剤が免疫力の改善に用いられます。漢方で作った生薬軟膏も併用すると効果的です。
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