手根管症候群

 







 

手のひらの付け根の部分には、「黄手根靭帯」と「手根骨」に囲まれた「手根管」というトンネルがあり、その中には「正中神経」という神経と「屈筋腱」という手の指を動かす9本の腱が通っています、この正中神経が圧迫され発症する神経障害が手根管症候群です。

正中神経の障害は母指(親指)の繊細な動きが損なわれて日常生活に支障をきたします。 神経が圧迫を受けると、最初は、母指・人さし指・中指および薬指の母指側にかけてのしびれやジンジンするような異常程度ですが、ひどくなると親指の根元の筋肉がやせ、さらには物をつまんだり、持ったりしにくくなります。利き手の方が発症しやすいですが、両方に起こる場合もあります。

原因は不明とされています。妊娠・出産期や更年期、とりわけ更年期直後の女性は手根管症候群を起こしやすいと言われています。 その他、骨折などのケガ、仕事やスポーツでの手の使いすぎ、透析をしている人などに生じます。腫瘍や腫瘤などのできものでも手根管症候群になることがあります。

漢方では、証に合わせ利水消腫、理気活血に方剤を使用します。

 

 

 
 
 
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漢方研究三十年 管理薬剤師 黒川秀治
 
 
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