緑内障と漢方

大手町薬局にご相談される方では、眼圧が30mmHg近くある方もいますが、15mmHgくらいでもまだ眼圧が高く、点眼液を使用しても下がらないと漢方薬を求められる方がいます。


眼圧が21mmHgを超えて高い場合には、利水剤を使用します。利水剤を使用すると、過剰の房水を利尿してやることで眼圧を下げることができます。正常眼圧緑内障では、利水剤に駆オ血薬や補気剤を使用することで、視神経乳頭部への血液の流れを良くし、栄養を充分に与えることができます。これは、眼圧以外の因子、局所循環因子の関与の可能性が考えられ、末梢血管の血行不良が緑内障の原因と考えられるからです。


緑内障は約半分はこのように眼圧が高い状態ですが、後の半分は正常眼圧か、または低眼圧緑内障です。そのためこのような後者の群に対しては眼圧はあまり意味がなく、視神経乳頭部が傷ついているかいないかが重要になっています。そのため、緑内障の早期発見は自分では不可能な訳で、全く自覚症状もない内に眼科医に診てもらう必要があります。


緑内障は難しい病気ですが、きちんと管理されていれば病勢を完全にストップさせることが難しい場合でも、そんなに急激に失明に至るものではありません。まずはできるだけ早期発見することが、最も大事なのです。


漢方薬の中にも眼圧を下げるだけでなく、緑内障の眼圧以外の病因、すなわち視神経細胞に対する微小な循環障害による栄養障害、さらには視神経細胞が早期に勝手に死んでいくという「アポドーシス」を改善する作用があります。


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