老人性皮膚掻痒症

 







 

老人性皮膚掻痒症のメカニズムは、未だ解明されていませんが、湿度が低下する晩秋から早春にかけて症状が像悪することが多いことから、皮膚の老化現象による乾燥化と深い関連があるとされています。掻痒が著しいためひっかき傷が加わったり、あるいは難治性で病状が長期化するために二次的に湿疹化を起こすこともあります。

漢方では、このような老人性皮膚掻痒症の患者さんには、「血虚生風」の方剤が効果的です。血虚生風とは、血虚にともなって発生するかゆみをいい、皮膚の委縮・皮脂腺や汗腺の委縮による分泌減少と皮膚の乾燥・粃糠様の落屑などが特徴で、皮膚や神経に対する栄養障害・循環障害などが基本に介在すると考えられています。

 

 
 
 
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漢方研究三十年 管理薬剤師 黒川秀治
 
 
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