胆道がん

 







 

胆道がんとは肝臓でつくられる胆汁を十二指腸まではこぶ胆道にできるがんです。「胆管癌」と「胆嚢癌」に分けることができます、胆管癌はさらに、「肝内胆管がん」 と「肝外胆管がん」に分けられます。

胆管は、肝臓の中を走る肝内胆管と、肝臓の外に出てから小腸までの肝外胆管に分けられ、肝外胆管は、「肝門部」・「上部」・「中部」・「下部胆管」の4つに区分されます。

肝外胆管の途中で胆汁を一時的にためておき、濃縮する袋が胆嚢です。肝内外胆管と 胆嚢、十二指腸乳頭部をあわせて胆道と呼びます。

胆管癌といえば肝外胆管がんのことで、肝内胆管がんは肝臓癌として扱われることが多いです。

胆管癌は、「浸潤性発育」、「胆管内発育」、「腫瘤形成性発育」の3つの発育の仕方があります。

●浸潤性発育…肝外胆管がんで最も多く、胆管内部粘膜から発生したがんは、しみこむように周辺へ拡がっていきます。

●胆管内発育…胆管の内側に向かって、盛り上がるように大きくなります。

●腫瘤形成性発育…腫瘍がかたまりをつくって大きくなります。

<おもな症状>

●黄疸…癌ができると胆管内腔は閉塞し、胆汁が流れなくなります。細い部分より上流の肝臓側の胆管は圧が上がって拡張し、胆汁が胆管から逆流して血管の中に入り、胆汁中に含まれるビリルビンという黄色い色素のために皮膚や目の白い部分が黄色くなります。

●白色便…胆汁が腸内に流れてこなくなると便の色が白っぽいクリーム色になります。黄疸の程度が軽いうちは気がつかず、便の色が白くなり気づ くこともあります。

●黄疸尿…血液中のビリルビン濃度が高くなると尿中に排泄されるようになり、尿の色が濃く茶色になります。

●かゆみ…胆汁中の胆汁酸という物質がビリルビンと一緒に血管内に逆流するために黄疸が出ると皮膚のかゆみも同時にあらわれることが多い。

●発熱…胆汁に細菌が感染すると発熱します。

●その他…全身倦怠感、食欲不振、痛みを伴うことがあります。

 

<病期>

T期…がんが胆管の中だけにとどまっている状態です。他への転移などがない状態。

U期…胆管ととなり合う臓器に拡がっているか、胆管の近いリンパ節に転移をしている状態。

V期…膵臓、肝臓、十二指腸、胆嚢などに浸潤して拡がり、その範囲が近い状態、または、遠いリンパ節に転移をしている状態。

W期…浸潤がすすんでいたり、腹部の中にがん細胞が拡がる腹膜播種、肝臓転移がある状態。

<治療と副作用>

治療法には外科療法、放射線療法、化学療法があります。 可能なかぎり外科手術を行います。手術できない場合は、化学療法で抗がん剤治療になります。抗がん剤の代表的薬剤は、ジェムザールとティーエスワンです。 ジェムザールは、1週間に1回、約30分かけて投与します。3週投与した後、1週休薬する方法を繰り返し行います。ティーエスワンは、内服の治療法です。 1日2回朝夕の内服を行います。28日内服し、14日休薬を繰り返します。場合によりジェムザールとティーエスワンを併用することもあります。 抗がん剤と併用して放射腺療法を行うことがあります。

 

 

 
 
 
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