すい臓がん

 







 

すい臓がん

       
     

すい臓のイメージ

 

すい臓は、胃に隠れるように胃の裏側に横たわっている長さ15cm、厚さ2cmぐらいの細長い臓器です。すい臓の中央には、すい管というすい液の通り道があり、途中で肝臓から出てくる胆汁の通路と合流して、十二指腸にある乳頭で開口しています。

 すい臓の役目は大きく分けると二つあります。一つは、外分泌機能です。アミラーゼ、トリプシン、リパーゼなどの大切な消化酵素を大量に含んだすい液を一日に約2リットル排出します。これらの酵素によって食物が分解され、吸収されて栄養となり、最終的には私たちが生きていくエネルギーとなるのです。

 もう一つの役目は、内分泌機能です。これはインスリンなどの血液の糖分を調整するホルモンを分泌する機能です。すい臓は、胃や腸などのように目立たない臓器ですが、このように非常に重要な働きを担っているのです。

 すい臓がんは、男女を問わず、最近かなり増えています。がん死亡率は、胃がんや子宮がんは減ってきているのに対し、すい臓がんでの死亡は増加の一途をたどっています。すい臓は腹部の奥深いところにあるため、早期発見が簡単にはできないので、治療困難ながんの一つとなっているのです。

 すい臓がんの症状は、がんの出来る部位によっても違います。十二指腸に近いすい臓の部分をすい頭部といいますが、この部分にがんができると、まず、みぞおちのあたりの上腹部に痛みがでます。あるいは食欲がないとか、時には黄疸が現れることもあります。

 ある程度進行すると、はっきりと黄疸が出たり、腹痛も激しくなり、背中や腰の痛みや体重の減少が伴ってきます。黄疸がでるのは、がんが胆管をふさいでしまい胆汁が十二指腸に流れないため、血液中に胆汁の成分が逆流するからです。

 すい体尾部にがんが発生した場合には、患部が胆管とは離れているので黄疸は出ません。食欲不振や腹痛などの症状がでます。あるいは糖尿になったり、糖尿病の人が急に血糖値をコントロールしにくくなるというかたちで、すい臓がんが発見されることがあります。

 がんが進行し、すい臓の後ろ側にある神経まで広がると、背中や腰に激しい痛みをもたらします。体重が減ったり、上腹部にしこりができたりもします。

 漢方では、去於散結の方剤を使用します。八月札・香附子・枸杞・夏枯草・蒲公英・丹参・鬱金・川楝子・広木香などを使用します。がんの患者さまは179名です。

 

 

 

 
 
 
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