
肺がん |
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「肺がん」は、がんの細胞の組織のタイプによって「小細胞がん」「腺がん」「扁平上皮がん」「大細胞がん」の四つに分けられます。また、がんが発生した場所によって「中枢型肺がん」と「末梢型肺がん」に分けることもあります。 タイプによる分類 ★小細胞がん・・・がん細胞が比較的小さく、太い気管支の粘膜の下など、肺の入り口にできやすいがんです。性質的には悪性で、進行が速いため、発見されたときはすでに、リンパ節などへの転移がかなり進んでいることが多くなっています。そのため、手術では切除しきれないと判断されるケースがよくあります。ただ、小細胞がんは、抗がん剤や放射線に敏感に反応する性質があり、化学療法や放射線療法がよく効きます。 ★腺がん・・・がん細胞が腺管のような形を形成し、粘液を分泌する性質を持ちます。気管支の末梢部にできやすい性質があります。 ★扁平上皮がん・・・がん細胞が層状に配列し、肺の入り口にできやすい性質があります。 ★大細胞がん・・・がん細胞が大きく、気管支の末梢部にできやすく、進行しやすい。また、転移しやすい。 発生部位による分類 ★中心型肺がん・・・気管やそれから枝分かれした太い気管支の辺りの「肺門部」と呼ばれるところにできるがんです。中心型肺がんは、肺の入り口近くにできるため、「咳、痰、血痰」などの症状が早期に現われます。しかし、こうした症状は風邪の症状と似ているため、がんのサインだとは気づかないこともしばしばあります。ただ普通の風邪であれば、1〜2週間で治りますが、中心型肺がんの初期症状の場合は、ずっと続きます。症状が一ヶ月以上続き、なおかつ、熱や鼻水、のどの異常など、風邪特有の症状がなければ、肺がんの可能性を疑い、検査を受けるべきでしょう。中心型肺がんは、がんが進行して大きくなると、気道を狭くするため、痰や咳のほかに「息苦しい、声が出しにくい」などの症状が現れます。 ★末梢型肺がん・・・枝分かれして細くなった気管支や、その先にあるぶどうの房のような肺胞など、肺の奥のほうにできるがんです。末梢型肺がんは、太い気管支から遠く離れた部分にできるため、初期の段階では呼吸に何も影響がなく、自覚症状は現れてきません。がんが大きくなって初めて、「咳、痰、血痰」などの症状が現れます。 ★進行がんになると・・・進行がんになると、呼吸困難、発熱、胸の痛み、声が出にくくなる、手のしびれ、顔面発汗、眼球陥凹、瞳孔の収縮、ばち状指など、さまざまな症状が現れます。これは、中心型肺がんでも末梢型肺がんでも同様です。また、がんが転移すると、転移先の臓器の症状も現れます。例えば、脳に転移すると頭痛が起こったりします。 漢方では、肺毒血熱型に対しては、毒邪を解除し、瘀血を除去し、血分の熱邪を除去する漢方を使用します。また、肺瘀痰結型に対しては、脾を強化し、小便の出を良くし、湿邪を排出させ、痰を除去して、結塊を消散させる漢方を使用します。また、肺熱陰虚型に対しては、陰液を滋養し、肺を湿潤にし熱毒を消解する漢方を使用します。
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