外陰がん

 







 

外陰とは腟の入口の外側をさします。がんが腟の入口の内側にあれば腟がん、外側にあれば外陰がんとなります。

腟の入口周囲には腟前庭、その外側には小陰唇、陰核、大陰唇、会陰があり、総称して外陰と呼ばれています。 外陰がんは若い人には少なく、発症年齢はおおむね55歳以上、70〜80代の方も珍しくないです。

外陰がんには、がん細胞の性質によっていくつかの種類があります。扁平上皮がんがもっとも多く、5割以上を占めています。症状としてよくみられるのは 外陰部のしこりで、ビー玉や大豆のような感触です。大きさはさまざまで、不正出血を伴う場合や、黒っぽく見えることもあります。
次に多いのは、皮膚の表層にできるパジェット病という皮膚がんの一種です(20%程度)。パジェット病は外陰がんのなかではもっとも進行が遅く浸潤しにくいので、 手術で治りやすいがんです。主症状はかゆみを伴う赤い発疹ですが、産婦人科や皮膚科でも慢性湿疹に間違われやすく、ステロイド軟こうで一時的に好転するため 、数カ月から数年、診断や治療が遅れることがあります。
メラノーマ(悪性黒色腫)が、5〜10パーセントです。このほか、バルトリン腺がん、 その他もみられます。 外陰部のしこりや黒ずみなどの症状が現れるものには、がん以外にもいろいろな病気があります。 外陰がんの治療は手術が基本ですが、状況によって放射線治療を組み合わせることもあります。 がんの性質や病期、腫瘍の大きさ、年齢などを考慮して選択されます。

 

 

 
 
 
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