円形脱毛症

 







 

円形脱毛症の種類

人間の毛には毛周期といって、毛が伸びる成長期と毛根が成長をやめる休止期があり、休止期にはいるとやがて自然に抜けてきます。この周期は2〜5年で、これを繰り返しています。普通は、一本一本の毛周期が具合よくずれていて、ある部分がまとまってぬけるようなことはありません。

ところが、何らかの原因により、ある部分の毛の成長が阻害され、一斉に休止期になって、抜けてしまうことがあります。それが、円形脱毛症です。

原因としては、ストレスのほかに、内分泌ホルモンの病気、栄養障害、自己免疫説、抗がん剤の影響などがあげられますが、その仕組みについては、まだよくわかっていません。一般的には、ストレスなどの影響で、血液の循環が悪くなったために、毛母細胞の働きが阻害されて、毛をつくる能力が落ちるためと言われています。ただ最近では、免疫学的異常がみられるとの報告もあることから、自己免疫システムとの関係、特に、毛根部にリンパ球が集まり、異物と認識し、抗原抗体反応が生じているとのことです。

漢方では、頭皮の血管を拡張し、血液循環を良くして、新陳代謝を活発にするもの、ストレス改善作用、免疫調整作用のあるものなどを使用します。鎮静・収斂作用のある竜骨、牡蠣、血管拡張作用のある桂枝、芍薬、ニンジン、また、免疫調整作用のある駆オ血薬が効果を発揮します。脱毛症の患者さんは49名です。

 

 
 
 
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漢方研究三十年 管理薬剤師 黒川秀治
 
 
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